最近は、副業を解禁する大手企業も増えたおかげで副業を始める会社員の方も、以前より多くなったように感じます。会社員の方の中にもXMTradingで取引を考えている方もいるのではないでしょうか?
ただ、会社員の方は税金関係の処理はすべて会社で行ってもらう為、確定申告に詳しい方はほとんどいないように感じます…
XMTradingみたいな副業でも確定申告は必要ですか?
さっそく確定申告について解説するから参考にしてね!
そこでこの記事では、XMTradingの税金対策についてまとめてみました。
XMTradingで取引をした場合、どれくらいの収益で確定申告が必要になるかなど会社員の方が疑問に思っているであろう内容を詳しく解説します。これからXMTradingで取引を考えている方は、ぜひ参考にしてください☺
FXで稼いだお金は確定申告するべき?隠しちゃダメなの?
近年、副業を解禁する企業も増えてきました。その為、会社員の傍らFXに取り組むというのも容易になりました。
やはり、本業で安定した稼ぎを得ながら、副業であるFXに取り組むのは魅力と言えるでしょう。
ですが、そこで疑問なのは副業であるFXで得た資金はどの様に税金対策をするべきなのかという事です。
言うまでもなく、FXに取り組むのは個人ですから「確定申告」という結論になると思います。
ですが、どれくらいの収入から確定申告の対象になるのか?しなかったら、どうなるのか?
…など気になる事も多いところです。
先ずは、以下で副業に対する確定申告する義務について、理解してもらえればと思います(^^)/
会社員の収入と副業でFXをする場合の所得税徴収の違い!
私もそうですが、会社員の方の多くは医療費控除、、住宅ローン控除などの場合を除いて確定申告は行わないでしょう。
会社員の場合、毎月の給料から所得税を概算で天引きされる「源泉徴収」というものがります。
年末には「年末調整」という形で所得税に関する清算が行われます。過不足分を還付されたり、徴収されたりします。
ですが、年末調整は自分の働いている会社の所得しか対象とならないのです。
当たり前ですが、副業でFXの稼ぎがある場合、その収入に対する所得税の徴収は自分で行わなくてはいけなくなるのです。
それが本記事で紹介する「確定申告」という制度という事です。
先ずは、私たち会社員が副業をする上での所得税の徴収に関する違いは分かってもらえたでしょうかね??
副業のFXで得た収入は「雑所得」として計上される!
では、副業であるFXで収入を得た場合、どのように処理されるのかです。
基本的に副業で少しでも収入がある場合は「雑所得」として扱われます。
以下は、所得税法により分類される所得の一覧表です。
所得区分 | 具体的な所得の内容 |
---|---|
利子所得 | 預貯金や公社債の利子、公社債投資信託等の収益の分配に係る所得 |
配当所得 | 株主や出資者が法人から受ける配当や、投資信託等の収益の分配などに係る所得 |
不動産所得 | 土地や建物などの不動産や船舶又は航空機等の貸付けによる所得(事業所得又は譲渡所得に該当するものを除く。) |
事業所得 | 農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業その他の事業から生ずる所得(不動産所得、山林所得に該当するものを除く) |
給与所得 | 勤務先から受ける給料、賞与などの所得 |
退職所得 | 退職により勤務先から受ける退職手当や加入員の退職に基因して支払われる厚生年金保険法に基づく一時金などの所得 |
山林所得 | 山林を伐採して譲渡したり、立木のままで譲渡することによって生ずる所得(一定のものを除く) |
譲渡所得 | 株資産を譲渡することによって生ずる所得等で一定のもの |
一時所得 | 上記1から8までのいずれの所得にも該当せず、役務等の対価や資産の譲渡対価等としての性質がない一時の所得(例)懸賞や福引の賞金品、競馬や競輪の払戻金、生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金、法人から贈与された金品など |
雑所得 | 上記1から9までの所得のいずれにも該当しない所得(例)公的年金等、非営業用貸金の利子、著述家や作家以外の人が受ける原稿料や印税など |
※所得金額というのは、全ての収入金額から必要経費を差し引いた金額の事です。
上記の一覧表を見ても分かるように、副業としてFXを行う場合は、雑所得として処理されます。
本業の会社の給料が「給与所得」で、副業のFXの収入が「雑所得」です。
少し難しく混乱しがちになるのですが、違う分類になると覚えておくと良いでしょう。
パチンコや競馬で確定申告する人がいない理由って?
先ほどの所得の分類一覧表で「一時所得」という項目があります。
内容にはパチンコや競馬などのギャンブルで得た収入に関する内容が記載されています。
でも、ギャンブルで得た収入に対して確定申告する人って見て事ないですよね??
厳密にいうとですが、それらのギャンブルに対しても確定申告の義務というのはあるのです。
にも関わらず、誰も確定申告しないのは”その所得の受け取り方”に理由がるからです。
FXの場合、FX取引業者を介してトレードを行います。その為、ネット上に私たちの収入の記録が残ります。
それに対し、ギャンブルはその場で収入を受け取り何も記録は残りません。
そうなると、ギャンブルの場合、実際に収入を得ていても確定申告から逃れられてしまうのです。
間違っても、FXで何百万円も収入が得たからといって、ひた隠しにしようとだけはしない事ですね。
後々、税務署の調査で追徴課税の対象にだけはなりたくないですからね(苦笑)
FXで20万円以上の利益があれば確定申告の義務がある!
では、次に疑問なのは、「いったいいくらから確定申告するの!?」という事です。
まさか、月に数千円程度の収入で確定申告する人はいませんよね。あくまで一定額以上となるはずです。
問題はその金額ですよね(。´・ω・)?
副業の稼ぎがある場合で、確定申告するかの金額の境目は以下の通りです。
副業のFXで確定申告をする目安は20万円
本業が会社員で給与をもらっている。そして副業でFXの所得がある場合、20万円が確定申告の目安になります。
逆を言えば、副業の所得が20万円以下の場合は確定申告しなくても良いという事です。
ここで注意したいのが、「給与」と「所得」の違いです。似ているようで意味は違います。
給与というのは売り上げを指します。それに対し、所得は売り上げから必要経費を差し引いた金額になります。
- 収入金額…給与や売上など、支払いを受ける総額のこと
- 所得金額…収入金額から必要経費を差し引いた儲けのこと
例えば、売上が50万円あったとしても、経費に85万円かけていれば所得は15万円になります。
問題はFXの場合、必要経費がどのように計上されるのかというところです…
FXで負けた失った資金を経費に計上してはいけない!
私がFX初心者の方のブログを見ていると、大きな勘違いをしている方が多い事に驚かされます。
それは何かというと「FXで負けた金額を必要経費に計上している!!」という事です。
決して勘違いしていはいけないのですが、FXにおける必要経費に負けた金額を含めてはいけません。
当たり前の事ですが、FXとトレードで必要経費にできる例は以下の通りです。
- 器具・備品・消耗品費の購入代金(パソコン、デスクなど)
- 事務用品の購入代金(コピー代や筆記用具、プリンタのインク代など)
- トレードの為の通信費用(インターネット接続費や、口座開設費など)
- 研修に付随する費用(FX セミナーの受講費、交通費、宿泊費など)
- 参考書の購入代金(FXや投資に関する書籍や雑誌など)
- 売買手数料や入出金に関する振込手数料(FX口座開設の為の費用など)
上記の内容を見れば、FXトレードに関する必要経費がどんなものか分かってもらえると思います。
間違っても、トレードで負けた金額は含まれていませんよね(笑)
現在、ネット上には様々な情報が溢れています。特にFX初心者が書いた内容は信憑性が書けるものが多いです。
本当に正しい情報なのか慎重に判断する必要があるでしょう。
確定申告は時期を確認して早めに行うべき!
では、確定申告の時期についてです。確定申告の時期を知らない方が意外と多いように思います。
確定申告の対象となるのは、前年度の1月1日から12月31日までの1年分です。
問題は、その期間の所得と必要経費用をいつ頃、確定申告するべきかという事です。
私がこの記事を書いている現在は2019年です。そこで一例として2018年分の確定申告期間を掲載していきます。
2019年の場合、確定申告は2019年2月18日(月)~3月15日(金)の予定です。
最寄りの税務署で行いますが、期限ぎりぎりで行くと大変混雑する恐れがあり、時間がかかります。
また、時間をかけて確定申告を行ったにも関わらず、不手際でやり直すケースも多々あります。
ですから、確定申告は時期になったら、早い段階で行う事が理想です。
やはり、何事も早め早めの行動が、物事を順調に進めるためのポイントという事でしょうね(#^^#)
副業でFXをしている事が会社にバレる可能性は?
最後に、会社員の方はありがちな事ですが、会社が副業を禁止してというパターンです。
私的には、FXはあくまで個人で行うものなので会社にどうのこうの言われるものでもないと思います。
ですが、それでも会社にバレるとまずいという方も多くいるのも事実です。
なんとしかして、会社にバレずに確定申告を済ませたいと思うのも当然でしょう。
先ずは、FX取引が会社にバレるケースについて触れておくと、問題は確定申告後の納税時に訪れます。
通常は特別徴収(会社で天引き)しますがFXで収入がある場合です。
その時に「給与収入以外の収入があるな、こいつ!」とバレてしまう可能性があります。
それを防ぐのが、各都道府県から送られてくる「普通徴収」と言う方法です。
「普通徴収」を確定申告時に選択すればOKです。会社にはバレません。
しかもFXで儲けた分の住民税納付は会社の給与所得に対する源泉徴収の超過分のみなのです。
普通徴収にすることによる損もないので安心です。
確定申告というと会社員や主婦の方にとって「難しそう…」というイメージがついて回るものです。
ですが、いざやってみると何とかなるのも事実ですね(笑)
以上、副業のFXで稼いだお金は確定申告するべき?確定申告しないと追徴課税の対象になる?FXの税金対策について…という話でした。