海外FXのメリットといえば、やはりハイレバレッジで高額なトレードができるところでしょう。少額の資金で大きな利益が乗ら得るのですから、少ない給料をもらっている会社員の方にとっては、魅力的な副業といえます。
ただ、海外FXは必ずしも稼げるとは限りません。中には大切な資金をすべて失い破産して借金まで抱えてしまう方がいるのも事実です。そのようなリスクを考えると、やはり怖いとか危ないというイマージもぬぐい切れません😱
恐らく、皆さんがこの記事を見ているということは、少なからずFXで破産することに不安を覚えているからではないでしょうか?
私がこの記事をまとめた理由は、海外FXでトレードする方の破産確率がどらくらいなのか詳しく知りたかったからです。以下にFXの破産確率を知るのに役立つ「バルサラの破産確率」についてまとめてみました。
これから海外FXでトレードする方や、トレードはしているけど資金がどんどんなくなっているという方は、以下で紹介する一覧表を参考にしてもらえればと思います😁
「バルサラの破産確率」とは:海外FXで破産するリアルな確率
「バルサラの破産確率」は、フランスの数学者であるナウザー・バルサラ(Nauzer J. Balsara)が1992年4月に出版した書籍、「Money Management Strategies for Futures Traders」に収められている数学理論です。
バルサラの破産確率表 | |||||||||||
勝率(%) | |||||||||||
10.00% | 20.00% | 30.00% | 40.00% | 50.00% | 60.00% | 70.00% | 80.00% | 90.00% | 100.00% | ||
損益率 | 0.2 | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 100% | 98.00% | 72.00% | 5.80% | 0% |
0.4 | 100% | 100% | 100% | 100% | 99.90% | 95.00% | 58.70% | 6.50% | 0% | 0% | |
0.6 | 100% | 100% | 100% | 99.90% | 96.10% | 64.10% | 12.40% | 0.10% | 0% | 0% | |
0.8 | 100% | 100% | 100% | 98.80% | 78.40% | 26.10% | 1.30% | 0% | 0% | 0% | |
1 | 100% | 100% | 99.90% | 92.60% | 50.00% | 7.40% | 0.10% | 0% | 0% | 0% | |
1.2 | 100% | 100% | 99.10% | 78.40% | 26.00% | 1.80% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
1.4 | 100% | 100% | 96.40% | 59.50% | 11.90% | 0.40% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
1.6 | 100% | 99.90% | 90.40% | 41.20% | 5.10% | 0.10% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
1.8 | 100% | 99.70% | 81.10% | 26.80% | 2.20% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
2 | 100% | 99.10% | 69.60% | 16.80% | 0.90% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
2.2 | 100% | 97.70% | 57.60% | 10.30% | 0.40% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
2.4 | 100% | 95.20% | 46.40% | 6.30% | 0.20% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
2.6 | 100% | 91.50% | 36.60% | 3.90% | 0.10% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
2.8 | 100% | 86.80% | 28.50% | 2.40% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | |
3 | 100% | 81.20% | 22.00% | 1.50% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% | 0% |
これは”投資を続ける限り将来的に破産する可能性”を数学的見地から表にしたものです。
横軸は「勝率」、そして縦軸は「損益率」を表します。私たちトレーダーがバルサラの破産確率表から破産確率を導き出すには、以下の3つの要素が必要になります。
- 勝率 = 勝ちトレード ÷ 合計トレード数
(例:10回のトレードで4勝6敗なら、勝率40%) - 損益率 = 平均利益 ÷ 平均損失
(例:利益確定30pips/損切り15pipsなら、損失率は2.0) - 1回の取引で失う最大損失と総資金の比率
(最大損失÷総資産)
「バルサラの破産確率」を使い3つの要素で破産確率を出す!
ここで実際に、上記のバルサラの破産確率表を使い試しに破産確率を計算してみることにしましょう。実際に、私の今のトレードの成績を例にしてみます。(少し情けない成績です💦)
私の場合、勝てるのは2回に1回、つまり勝率が50%で、損益率が0.8です。この場合の破産確率をバルサラの破産確率表から導きさすと、破産確率は78.40%もありました。
私が今のレベルでトレードを続けるとよほど破産するという事です。やはりリアルな数字で見るとショックです・・・😨
このように、経験的に「そうなるだろう」と推測できるケースは多くあっても、実際に感覚だけで取引するのは危険すぎるのが現状です。感覚で資金管理をしているのであればすぐにでも見直すことをおすすめします。(私も人のこと言えませんが💦)
また、実際には破産確率の数値はもっと細かったり、複数の要素が絡んだりします。具体的な確率をはじき出すのはさらに難しくなります。特に以下の内容を勘違いしている方が非常に多いです。この記事を見ている皆さんも必ず確認してもらえればと思います!
海外FXは勝率50%でも破産する可能性が高い!
FXを始めたばかりの方に多いケースですが、数字に関する錯覚の例を出してみましょう。
たとえば、勝率が50%で、勝っても負けても同じ比率でのトレードを繰り返したと仮定します。大きく見れば、資金はいつまでたっても増減しない、と思う方もいるでないでしょうか?
しかし、この勝率50%の取引を繰り返すと、最終的には必ず負けてしまうのです・・・。
具体的に、1万円の資金で勝てば+10%、負ければ-10%の取引を繰り返したとします。計算を簡単にするため、常に手持ち資金の全額を投じるとした場合、 次のように、次第にジリ貧になっていくのです。
- 1回目・勝ち
10,000円✕110%=11,000円 - 2回目・負け
11,000✕90%=9,900円 - 3回目・勝ち
9,900円✕110%=10,890円 - 4回目・負け
10,890✕90%=9,801円
さらに、忘れてはいけないのがトレードするたびにかかるスプレッドです。スプレッドというのはトレードの際にかかる手数料です。トレードをする際に、画像のような数値をチェックしておく必要があります。
基本的に海外であれ国内であれFX会社はこのスプレッドで収益を得ています。私たちトレーダーがトレードをするたびに、このスプレットはかかります。初心者トレーダーは、トレードをすればするほど利益を上げていくイメージを持ちがちです。
ですが、実際のところはトレードをひたすら繰り返すというのは、スプレッドを累積させるということもでもあります。スプレッドが累積されるというのは、その分だけ利益を上乗せしないといけなくなります。
不用意にトレードを繰り返すのも、損失を抱えるリスクになるということを覚えておきたいところです。
海外FXで少額トレードできる証券会社5選!
海外FXで破産しない為には、まずデモ口座でトレードを始めるのも良いでしょう。
ただ、デモ口座の場合、リアルマネーを使っていないのでメンタル面でのトレーニングができないいう方もいます。私の場合は、少額でもリアルマネーを入金し、できる限り少ない金額でトレードをすることをおすすめします。
以下に、少額でトレードできるおすすめの証券会社5選を載せておきます。初心者の方は、以下の証券会社のいずれかで少額トレードをしてもらえればと思います😄
海外FXの証券会社 | 最低入金額 | ロスカット水準 | 最大レバレッジ | 口座開設ボーナス |
XMTrading |
500円 | 20% | 1,000倍 | 〇 |
FXGT |
500円 | 20% | 1,000倍 | 〇 |
BigBoss |
下限なし | 20% | 1,000倍 | × |
IS6FX |
5,000円 | 50% | 1,111倍 | 〇 |
AXIORY |
1,100円 | 50% | 400倍 | × |
※口座開設ボーナスの金額は、証券会社ごとにより異なります。また、期間限定で金額アップしたりということもあります。詳しくは、公式サイトを確認してください。