この記事を書いている私は、海外FX取引会社のXMTradingでトレードを始めて1年以上経ちます。1年以上トレードをしていると慣れてきて何気なくでもトレードができてしまいます。
ただ、最近になって思うのが、海外FXと国内FXの違いがいまいち分からない・・・😅
そこで、本記事では海外FXと国内FXの違い徹底的に調べてみようと思います。
自分があえて海外FXを選ぶ理由が明確になれば、トレードにしてもアフィリエイトにしても取り組み方が変わってくるのではないかと思うのです。
この記事を見ている方で海外FXか国内FXかで悩んでいる方は、この記事をブックマークしておくと、すぐに見返すことができて便利かと思います☺
海外FXと国内FXの違いを一覧表でチェック
まずは海外FXと国内FXを一覧表にしてみたので、何が違うのか大まかに確認して下さい。
それぞれの違いは、記事の後半で詳しく触れていきます。自分が気になる箇所を繰り返し確認できるようしてあるので、役立つのではないでしょうかww
海外FX | 国内FX | |
①取引方法 | NDD方式 | DD方式 |
②入金方法 |
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③出金方法 | 入金と同一の決済方法 | 銀行送金 |
④取引プラットフォーム | MT4、MT5(トレード専用アプリ) | 取引会社ごとに開発 |
⑤レバレッジ | 1,000倍など(規制がない) | 25倍(金融庁による規制) |
⑥ボーナスの有無 |
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⑦追証拠金の有無 | リスクなし(ゼロカットシステム) | リスクあり |
⑧ロスカット基準 | 0~20% | 50~100% |
⑨スプレッド | 広い(流動性が高い) | 狭い |
⑩スワップ金利 | 小さい | 大きい |
⑪自動売買(EA) | MT4に実装されている(無料使い放題の業者もある) | 有料 |
⑫税金対策 | 15~55% (累進課税) | 20.315% (申告分離課税) |
⑬アフィリエイト | ライフタイムコミッション | 初回入金時のみ |
①海外FXと国内FXの取引方法の違い
まず、海外FXと国内FXの違いを比較する時に挙げるのが取引方法の違いです。
海外FXは「NDD方式」で、国内FXは「DD方式」という取引用法を採用していますが、私たち一般人にはさっぱり意味が分からないところです。取引方法が違うとトレードにどのような影響ができるのか気になるところです。
今回、私がそれぞれの違いを調べたところ以下の通りでした。
【海外FX】NDD方式の特徴
NDD方式とは、ノン・ディーリングデスク(None Dealing Desk)の略です。NDD方式では、トレーダーがインターバンクから直接購入します。「インターバンク」とは、すべてのFXに係る注文が集まる場所のこと。
登録しているFX業者が、トレーダーからの注文に対して間に入り自動的仲介を行うイメージです。FX業者のディーラーが約定に介入することがないので、公平性が非常に高い約定方式だといえます。
NDD方式はトレーダーにとって最も有利なレートで自動的に約定する仕組みです。ディーラーによる裁量の余地が全くなく、有利なレートで取引が可能なので平等にトレードができます。NDD方式ではディーラーが介入する余地がありません。
そのため、NDD方式ではすべての注文をカバーします。ディーラーの裁量で相場を操作したり、「この取引は約定させない」というリスクは生じません
また、NDD方式では、トレーダーが勝っても負けてもFX業者は手数料によって儲けることができます。だからこそ、FX業者とトレーダーはWIN-WINの関係を構築できるのです。
FX業者が恣意的に約定やレートを操作しているのではないか?と疑問に感じる人も多いです。しかし、そもそもNDD方式であればこのような心配は不要ということです。☺
ただ、NDD方式にもデメリットがないわけではありません。透明性が高く公平なNDD方式ですが、もう1つの約定方式であるDD方式よりはスプレッド(手数料)が広くなることが一般的です。
NDD方式はFX業者の収益源をスプレッドに求めます。その為、スプレッド以外の部分を収益源としているDD方式のFX業者よりも、NDD方式の方がスプレッドは広くなる傾向があります。
日本のFX業者はほとんどがDD方式を採用しています。そのため、NDD方式で取引をしたいのであれば、海外FX業者と取引することがおすすめです。
このブログでおすすめしている以下のFX取引業者は、すべて海外FXですからNDD方式ということです。
【国内FX】DD方式の特徴
DD方式とは、Dealing Desk(ディーリング・デスク)方式の略です。トレーダーとFX業者が1対1で取引を行う方法を指します。
、FX業者のディーラーを通して、トレーダーからの注文を約定させます。
つまり、私たちトレーダーはFX業者から希望する通貨ペアを購入する方法ということです。
DD方式はディーラーが取引に介入するため、DD方式は透明性が低いと言われています。プロのFXトレーダーはこの不透明さを嫌って、DD方式を避けて取引している傾向があるそうです😨
DD方式で注意しなければいけないのが、リクオートというシステムです。
トレーダーが通貨ペアを取引しようとした時に、そのレートがFX業者にとって損失につながる場合があります。その場合、ディーラーからレートが再提示されて、希望したレートで取引を行うことができないことがあります。
この現象を、リクオートと呼びます。DD方式では、ディーラーが取引に介入する上に、トレーダーとFX業者の利益が相反しています。
そのため、FX業者に有利なように「FX業者に不利な取引や約定をさせない」などの意図が介入して、トレーダーの希望した通りに取引されない可能性があります。
国内FX業者だからというだけで安心ではありません。国内FX業者を選ぶ際は「リクオートなし」といのを必ずチェックしてください。
②海外FXと国内FXの入金方法の違い
次に、海外FXと国内FXの入金方法の違いについてまとめておきます。私が実際に利用している海外FXの入金方法と国内FXの入金方法を以下に載せておくので比較してください。
【海外FX】XMTrading:エックスエムの入金方法
上記は私が使っているXMTrading(エックスエム)の入金方法です。海外FXの入金方法は、国内FXの入金方法よりも決済方法が多くあります。一般的な海外FXは、クレジットカード、バーチャルマネー、、銀行送金、海外送金、小切手などです。
私の個人的な意見ですが、海外FXの入金方法のメリットはクレジットカード対応ではないかと思います。XMTradingの場合、クレジットカードの対応ブランドはVISA、JCBでした。
また、クレジットカードだけでなくデビットカーでの入金にも対応でした。クレジットカードを持っている方は、すぐに入金処理が行えることができるのではと思います☺
【国内FX】GMOクリック証券の入金方法
【インターネットバンキング】
【銀行振込】
私は国内FXでトレードをする場合はGMOクリック証券を利用しています。国内FXの中では大手なので信用性はありますが、入金方法は限られておりインターネットバンキングと銀行振込になります。
インターネットバンキングというのは、対象の銀行口座を持っている場合、WEB上で取引ができるシステムです。GMOクリック証券の対応銀行は、上記の画像にあるのみです。
該当の銀行口座がない場合は、FXのトレード用に口座開設し、インターネットバンキングを利用するか、もしくは、直接指定の銀行口座に振り込むかになるでしょう。
不便というほどではないのですが、海外FXの入金方法と比べると決済方法は限られるのも事実でしょう。
③海外FXと国内FXの出金方法の違い
では、次に注意したいのが出金方法です。入金方法同様、海外FXと国内FXでは違いがあるかどうかです。どのような違いがあるか以下を確認してもらえればと思います。
【海外FX】XMTrading:エックスエムの出金方法
私が利用しているXMTrading(エックスエム)の場合、利用できる出金方法は「国内銀行送金(日本)」、「クレジットカード/デビットカード(VISAのみ)」、「bitwallet(ビットウォレット)」、「STICPAY(スティックぺイ)」、「BXONE(ビーエックスワン)」の5種類です。
XMTradingでは、複数の入金方法によってXMの取引口座に入金した場合、出金方法の優先順位を設けています。優先順位は、以下のように…
- クレジットカード/デビットカード
- オンラインウォレット(bitwallet、STICPAY、BXONE)
- 国内銀行送金(日本)
となります。基本的に24時間以内にXMTradingの運営側で出金処理を完了しているとのことです。さらにXMTradingでは、全ての出金手数料を原則廃止しているので、私たちトレーダーは余計な支出を気にする必要がありません。
XMTradingでは、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策の一環として、入金した金額までは、入金した決済方法と同一の方法でしか出金できません。
また、トレードで得た利益は、国内銀行送金でのみご出金頂くことが可能です。(私の場合は、XMTradingの口座にトレード得た利益分しかないので「国内銀行送金(日本)」しか利用できない状況です💦)
【国内FX】GMOクリック証券の出金方法
国内FXであるGMOクリック証券の出金方法は、GMOクリック証券口座名義と同一の振込名義でなければ、出金を受付できません。土日、祝日の出金手続きに関しては、翌営業日の受付となります。出金日は翌々営業日となります。
原則、1回の最低出金額は1万円、最高出金額は1億円とさせていただきます。但し、残高が1万円以下の場合は、全額出金となります。海外FX取らべて細かいルールはないので、自分の利用している銀行口座を、予め登録しておくと良いかと思います。
ただし、GMOクリック証券の場合、出金に利用する銀行口座登録時に、取引暗証番号が問われます。忘れてしまった場合は、カスタマーサポートなどで確認する必要があるので注意してください。
④海外FXと国内FXの取引プラットフォームの違い
海外FXにしろ、国内FXにしろトレードをする場合はチャート画面を見て判断すると思います。そのチャート画面を確認するのが、取引プラットフォームとなります。
当たり前ですが、為替相場の動きは海外FXも国内FXも同じです。ですが、チャートからトレードをする為のツールなどに違いはでききます。いったい何が、違うかというと…
海外FXの取引プラットフォーム
海外FXの取引プラットフォームは、MT4、MT5がメインになります。MTというのはメタトレーダーの略で、取引プラットフォーム専門のアプリです。
MTは、FXで用いられる無料の取引ツールです。初心者から上級者まで幅広いユーザーのニーズを満たす機能を豊富に備えているため、世界中のFXトレーダーが利用しています。
上記の画像は、実際に私が利用しているXMTradingのMT4の取引画面です。
MT4では、自動売買プログラム(EA)を使い24時間自動で取引できます。さらに、50種類以上のインジケーターを使った高度なテクニカル分析も可能です。
そのため、これから自動売買を始めたい人や、多様なインジケーターを使ったより高度な取引をしたい方にMT4、MT5はおすすめの取引ツールです。
国内FXの取引プラットフォーム
国内の取引プラットフォームは、FX取引業者が独自で開発したものを利用します。上記の画像は私が利用しているGMOクリック証券の取引プラットフォームです。
海外FXのMT4、MT5に比べ国内FX取引業者の提供する取引プラットフォームは、機能が制限されています。海外FXほどのインジケータが豊富ではなかったり、EA(自動売買システム)などがないというデメリットもあります。
とは言え、初めてFXでトレードする方がそこまで多くのインジケータを利用するなどしないでしょうから、国内FX取引業者の提供する取引プラットフォームで困ることはないでしょう。
⑤海外FXと国内FXのレバレッジの違い
FX取引が少額資金で大きな金額を取引できるのはレバレッジのおかけです。レバレッジは「レバー=てこ(梃子)」から来ており、直訳すると「レバレッジ=梃子作用、てこの原理」となります。
例えば、委託保証金率30%の信用取引では、売買代金の30%の委託保証金を差し入れることで取引が可能となります。つまり、その場合では、最大で約3.3倍のレバレッジを効かせることができるわけです。
ただ、レバレッジを効かせるということは、大きなリターンが狙える半面、リスクも大きくなるので慎重な資金管理が必要になります。
国内FXの最大レバレッジは25倍!
国内のFX取引業者は金融庁の管理下にある為、最大レバレッジは25倍までと規制されています。以前は日本国内でもレバレッジ制限がありませんでしたが、初心者の方が大きな損失を被るケースが多く報告されました。
そこで金融庁はトレーダーの資金を守るために個人のFX取引について以下のとおり証拠金規制を導入(「金融商品取引業等に関する内閣府令」の改正)しました。
- 2010年8月~ 2%以上(レバレッジ50倍以下)
- 2011年8月~ 4%以上(レバレッジ25倍以下)
個人のFX取引については、①顧客保護、②業者のリスク管理、③過当投機の防止の観点から、レバレッジ規制を導入ということが明確に記載されています。
海外FXのレバレッジに制限はない!
海外FXの場合、運営会社やライセンスはすべて海外に拠点を置きます。その為、国内のFX取引業者のように日本の金融庁の管理下にありません。国内FXのようにレバレッジ規制もありません。
実際に、私が利用をしているXMTradingを始めほとんどの海外FX取引業者はハイレバレッジでトレードが可能です。このブログで紹介している3社の最大レバレッジは以下の通りです。
海外FX取引会社 | 最大レバレッジ |
XMTrading(エックスエム) | 1,000倍 |
BigBoss(ビッグボス) | 999倍 |
⑥海外FXと国内FXのボーナスの違い
海外FX、国内FXのいずれでトレードするにしても資金量が多いほど狙える利益が大きくなるのは間違いないでしょう。そうなると、獲得したいのがFX取引業者からもらえるボーナスです。
FX取引業者からもらえるボーナスには、登録ボーナスや入金ボーナスがあります。海外FXと国内FXでは、ボーナスにどれくらいの差があるのか調べてみると以下の通りでした。
海外FXのトレードの特徴
私が利用しているXMTradingでは、かなり高額なボーナスが、新規口座開設すると登録ボーナス3,000円が無料でもらるのが魅力です。
さらに入金する際にもボーナスがもらえます。XMTradingの入金ボーナスとは、口座への入金額に応じて受け取れる最大50万円分のボーナスのことです。入金ボーナスの仕組みは、以下の2段階制となっています。
- 入金額の最大5万円まで100%入金ボーナス
- 5万円を超える分の入金は上限45万円で20%の入金ボーナス
1段階目の100%入金ボーナスは上限額が5万円分で、入金した金額と同じ額のボーナスが証拠金として付与されます。2段階目の20%入金ボーナスは上限が45万円分で、上限に達するまで何回に分けて入金しても20%のボーナスを受け取ることができます。
もし、まだXMTradingに登録していないという方は、以下から新規口座開設すれば登録ボーナス3,000円がもらえます。興味がある方は、お見逃しないようにしてください☺↓↓↓
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国内FXのトレードの特徴
私の利用しているGMOクリック証券の場合、新しくFX用の口座開設後取引を開始すると最大30万円がキャッシュバックされる新規登録ボーナス(キャッシュバック)がもらえます。
取引金額によってキャッシュバックされる金額に違いがあるので、以下の一覧表で確認しておいてください。
取引額 | キャッシュバック額 |
5,000万通貨以上 | 300,000円 |
4,000~5,000万通貨以上 | 200,000円 |
3,000~4,000万通貨以上 | 150,000円 |
20,000~30,000万通貨以上 | 100,000円 |
5,000~20,000万通貨以上 | 50,000円 |
2,000~5,000万円通貨以上 | 20,000円 |
1,000~2,000万円通貨以上 | 10,000円 |
500~1,000万円通貨以上 | 5,000円 |
初心者の方はトレードすることになるでしょうから、30万満額ボーナスがもらえるとは考えない方が良いでしょう。
あくまでGMOクリック証券の場合ですが、一般的な国内FX取引業者のボーナスは海外FX取引業者ほどではない事が分かります。ボーナスをできる限り欲しい方は、海外FXがおすすめでしょう。
⑦海外FXと国内FXの追証拠金の違い
海外FXにしろ、国内FXにしろトレード勝ち続けるのは一握りといわれています。大半のトレーダーは資金がなくなり強制ロスカットになります。強制ロスカットになると、それを防ぐために証拠金を補充することも選択肢になります。
この強制ロスカットを防ぐために補充する証拠金のことを追証拠金(おいしょうこきん)と呼びます。海外FXと国内FXでは、この追証拠金に関する仕組みも異なります。どのように違うのかというと…
海外FXの追証拠金の仕組み
上記のように、国内FX取引業者に追証拠金海が発生するのに対し、海外FX業者の多くは、追証なしの「ゼロカットシステム」を導入しています。ゼロカットシステムというのは、口座の残高が0円を下回ったマイナス分は請求しないというシステムです。
国内FXは追証拠金が発生、もしくは、それを防ぐために強制ロスカットが当たり前です。ですが、海外FXは追証拠金がないので借金を抱える心配がありません。借金のリスクがないという理由で海外FXを始める方もたくさんいます。
国内FXには追証があって海外FXに追証拠金がない理由を不思議に思うかもしれません。海外FXで追証が発生しない仕組みは以下の2つです。
- 追証拠金は国内FX独自のルールでしかない
- 顧客に借金を背負わせるメリットが特にない
そもそも追証拠金は、国内FXの独自ルールです。国内FX業者に追証拠金があるのは、日本の法律によって「損失の補填」が禁止されていることが理由になります。
国内FX会社が独自にルールを決めているわけではなく、日本の金融庁が定めていることなので追証なしにできないわけです。一方の、海外FX業者は日本のルールが適用されず、籍がある国の法律が適用されます。
損失の補填を禁止している国は日本以外にほとんどないので海外FX業者には追証がないのです。
また、海外FXに追証がないのは、顧客に借金を背負わせるメリットがないためです。よくよく考えれば分かることですが、追証があると、レバレッジを大きく設定することに躊躇し、思い切った取引ができなくなります。
海外FXはNDD方式と呼ばれる取引方式を採用していますが、この方式は取引ごとに発生するスプレッドが主な収入源です。取引してもらうほど会社の利益も増えるため、追証で取引を制限してしまうより追証なしで積極的に取引してもらうメリットの方が大きくなります。
FXで借金の心配をせずに取引するなら海外FXをおすすめします。
国内FXの追証拠金の仕組み
国内FXで追証がある理由は、日本の法律によって損失の補填が禁止されているためです。国内のFX業者が独自で追証のルールを定めているわけではなく、日本の金融庁によって定められた法律なのです。
なぜこのような法律が存在するかというと、FX業者の損失を守ることが目的です。追証なしにして、マイナスが発生してしまった場合、FX業者がマイナスを全て負担することになります。
損失を変わりにかぶるということは、儲けが減るということです。日本の法律ではトレーダーを優先するのではなく、FX業者を優先しているというわけです。こうしたことが、国内のFX業者に追証がある理由です。
しかし、本来はロスカットによって追証は防いでいるため、ロスカットが間に合わなかった原因がFX会社のシステムに不具合が発生している場合もあります。
また追証によって異常な借金を背負わされて納得がいかないというケースもあるでしょう。
⑧海外FXと国内FXのロスカット基準の違い
FXで取引をする場合、FX取引業者に預けなければならない最低限の証拠金を「必要証拠金」と呼びます。
そして、証拠金維持率というのは、FX取引を開始する際に用意した口座残高の証拠金(純資産額)の割合のことです。つまり、証拠金維持率とは、自身の取引に対する証拠金の割合になるため、証拠金維持率が低くなるほど自分の取引がうまくいっていないということになります。
さらに証拠金維持率が低くなると、強制的に決済される(強制ロスカット)対象になるので注意が必要です。
ゼロカットシステムと強制決済の違いについて
海外FXと国内FXはどちらもロスカットのルールががあります。ですが、海外FX取引業者には「ゼロカットシステム」という国内FX取引業者にはない独自のシステムがあります。
ゼロカットシステムというのは、口座がマイナスになっても、そのマイナス分の損失をゼロにしてくれるシステムのことです。証拠金以上に損失が出てしまった場合も、借金をする可能性がない超安心システムとも言えます。
このゼロカットがないと口座がマイナスになった時にはそのマイナス分が借金として降りかかってくるのです。ゼロカットシステムを搭載している海外FX取引業者の代表格が、このブログでも紹介しているXMTrading(エックスエム)です。
ゼロカットシステムとロスカットをよく混同される方が多いですが、ロスカットは証拠金維持率が〇〇%になったら強制決済されるシステムのことです。
国内FX取引会社はゼロカットがないため、証拠金がマイナスになるリスクがあります。その為、ロスカットが適用されます。
システムの意味 | |
ゼロカット | 口座がマイナスになった時に海外FX業者が補填してくれるシステム |
ロスカット | 証拠金維持率が一定を割ると、強制決済されるシステム |
⑨海外FXと国内FXのスプレッドの違い
海外FXと国内FXで明らかに国内FXの方が有利という点もあります。それがスプレッドです。スプレッドは取引時に取引業者に支払う手数料のことです。
①国内FX取引業者のスプレッドの特徴
国内のFX取引業者のスプレッドは、海外FXの取引業者よりもはるかに安いです。それも国内のFX取引業者のスプレッドは、年々狭くなっています。
それ以外にも2022年時点では、ドル円のスプレッドを0.1銭で提供している取引業者もあり、流動性が確保時間帯ではスプレッドが固定されているので、ほとんど取引コストがかからない状況です。
たとえば、皆さんがよくテレビCMで見かける国内のFX取引業者のスプレッドを確認したい方は以下のリンクをクリックしてみて下さい。( → 【DMM FX】について詳しくはこちら )
②海外FX取引業者のスプレッドの特徴
一方、海外FXの多くの業者は流動性のスプレッドを提供しており、常にスプレッドが変動しているため、取引コストが不確定です。
海外のFX取引業者は平均的なスプレッドは国内のFX取引業者より流動性がよりも広い傾向にあります。利用する口座タイプや通貨ペアによってはかなりコスパが悪いスプレッドを取られるケースもあります。
ですから、短時間に取引を繰り返すスキャルピング(超短期トレード)をメインするのであれば、海外FXの取引業者を選ぶ場合は中板必要かもしれません。
ただそれでも、私はスプレッドが高くても海外FXのトレードの方がメリットがあると思いっています。
スプレッドはあくまで海外FXの取引業者にするか、国内のFX取引業者にするか、さらにどの取引業者を選ぶかの要素の一つということです。総合的に判断しないといけないでしょう😓
⑩海外FXと国内FXのスワップポイントの違い
スワップポイント(スワップ金利)とは、スワップポイントは「世界各国の金利差」のことで、アメリカ2.4%、日本-0.1%だとすると「金利差2.5%」が入ってくるものです。
現在、日本の金利は世界で最も低水準ですから、対円の通貨ではほとんどの場合、外貨の買い持ちでスワップポイントを受け取り、売り持ちでは支払うことになります。
- 低金利通貨 売+高金利通貨 買 ならスワップポイント受取
- 高金利通貨 売+低金利通貨 買 ならスワップポイント支払
スワップポイントの付与タイミングについては、各営業日の終了時(メンテナンスに入る時間)となります。その為、スキャルピングやデイトレードなど、その日のうちに決済してしまう取引ではスワップ金利は発生しません。
スワップ金利を得るには日をまたいで取引するスイングトレードなどがメインになります。
国内FXは通貨ペアの金利がだいたい同じですが、海外FXのスワップポイントと国内FXのスワップポイントに特に違いはありませんが、海外FXは取り扱い通貨ペアが多いのが特徴です。海外FXは金利がかなり違ってきます。
また、海外FXのスワップポイントのメリットは「レバレッジの高さ」と「ロスカット水準の低さ」を活かした「ロスカットされにくい」というところでしょう。
スワップポイントで一番恐いのが「急落や急騰によるロスカット」なので、海外FXの方がロスカット対策にもなるでしょう。
⑪海外FXと国内FXの自動売買(EA)の違い
海外FXのEA(自動売買システム)とは、「expert adviser(エキスパートアドバイザー)」の略です。FXの取引を自動売買システムに任せて自動的に取引を行なうことができます。
EAは、FX取引ツール兼チャートソフトのMT4上で使用することで機能します。このEAを使えば自分で取引をしなくて済むので、時間がない、もしくは拘束時間が長い会社員などには持ってこいのシステムです。
また、トレード初心者が陥る感情に流された取引が防止できるので、小資本で初めて取引をする方向けです。
ただし、裁量取引のように経済情勢の急激な変化に対応できないというデメリットもあるので、定期的にEAで利益が出て機能しているかチェックは欠かさない方が良いでしょう。
EA(自動売買システム)を利用するためには、ツールを整えた環境が必要になります。詳しくは割愛しますが、EA(自動売買システム)に関しては、国内FXより海外FXの方がおすすめです。
国内のFX取引業者はEA(自動売買システム)が限られますが、海外FXの取引業者の方が種類も豊富です。
海外FX会社は国内FX会社より、自動売買を認めていることが多いといわれています。MT4・MT5には自動売買ができるEAという機能が予め備わっており相性も抜群に良いです。
国内FX会社で自動売買をする場合は、そのFX会社の独自ツールを使わないといけないことがほとんどですから、EA(自動売買システム)は海外FX取引業者を選ぶ事をおすすめします。
最近では、SNS上で無料でEA(自動売買システム)を提供を謳ったトレーダーの方も多いです。本当に使えるEA(自動売買システム)であるか検証してみるのも良いでしょう。
⑫海外FXと国内FXの税金対策の違い(確定申告の方法)
海外FX取引業者と国内FX取引業者の違いは、取引時のシステムだけではありません。実は、それぞれの利益に対する税金対策にも大きく違いがあります。
具体的には、総合課税か申告分離課税か・税率・損失が出た場合の取り扱いが違います。
また、海外FX業者と国内FX業者のどちらを使う方が良いかは一概にはいえません。なぜなら、税制度で優遇を受けるためにFX取引をするわけではないからです。
課税方法:海外FXは総合課税(所得税+住民税)
国内FXで得た所得は「申告分離課税」として扱われます。申告分離課税は、他の分野で得た所得と分け、単独で計算する方法です。例えば、不動産や株で得た利益があった場合、それぞれの分野ごとに所得を割り出し、納税額を決定します。
FXでの申告分離課税は、税率が一律で20%という固定制です(2037年までは復興特別所得税が加わり20.315%)。
それに対して海外FXで得た所得は「総合課税」という扱いになります。総合課税は、他の分野で得た所得も合算し、その総額に対して課税される仕組みです。
税金の納め先は国に対する所得税と、住んでいる自治体に対する住民税(地方税)。このうち所得税は、所得が上がるほど税率も高くなる「累進課税」です。住民税は一律10%で、内訳は都道府県税と市区町村税に分かれます。
税率:海外FXは累進課税
分離課税となる国内FXでは、所得に関わらず税率は「所得税15%、復興特別所得税0.315%、地方税5%、計20.315%」の固定です。
一方、海外FXが適用される総合課税では、住民税は一律10%ですが、所得税は所得に応じて5%から45%まで7段階の累進課税になっています。
所得額 | 所得税率 | 控除額 | 住民税 |
195万円以下 | 5% | 0円 | 10% |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7,500円 | 10% |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7,500円 | 10% |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6,000円 | 10% |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 | 10% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 279万6,000円 | 10% |
4,000万円超え | 45% | 479万6,000円 | 10% |
※更に2037年12月31日まで、所得税に対して2.1%が復興特別所得税としてかかります。
⑬海外FXと国内FXのアフィリエイトの違い
海外FXにしろ、国内FXにしろ、どちらにしても報酬を得るのはトレーダだけではありません。FXでトレードするのと同時に、アフィリエイトを行うことでより報酬をアップすることができます。
アフィリエイトというのは広告収入のことです。サイトやブログなどに自分の取得した広告を掲載し、そこからユーザーが登録、さらに入金をしてもらうことにより報酬が発生する仕組みです。
ただし、国内FXと海外FXではアフィリエイト報酬の発生の仕組みに違いがあります。
海外FXのアフィリエイトの特徴
海外FXのアフィリエイトの最大の特徴は「ライフタイムコミッション」というシステムです。ライフタイムコミッションというのは、簡単に言えば、継続収入のことです。
従来の物販アフィリエイトなどは、初回購入時や初回契約時にのみ報酬が発生するのに対し、海外FX業者が採用しているライフタイムコミッションは、登録したユーザーがトレードをし続ける限り報酬が発生し続けるメリットがあります。
実際に、このブログで掲載している海外FXの広告もライフタイムコミッションです。興味がある方は、一度、以下からXMTradingのアフィリエイトの内容を確認してみて下さい。
国内FXのアフィリエイトの特徴
国内FXのアフィリエイトの特徴は、自分の紹介したFX取引業者から登録してくれたユーザーがいても、登録して入金した初回のみ報酬がもらえるのが一般的です。
つまり、自分の紹介するFX取引業者へ常に新規登録&新規入金をしてもらわないといけなくなるということです。
前述した海外FXの場合はユーザーが登録して取引をし続ける限り法報酬が入り続けて累積してくるのに対し、国内FXはそのような累積での報酬は期待できません。
ただし、国内FXはテレビCMなどで宣伝しているので多くの方が知っているというメリットはあります。たとえば、以下の「DMMFX」はその典型的な例でしょう。
海外FXと国内FXにはいくつも違いがある!【まとめ】
この記事では海外FXと国内FXの違いについて色々とまとめました。今の世の中はWEBが発達したおかげで色んな情報が簡単に手に入り、分からない事はすぐに調べられます。
ですが、それと同時にWEB上には誤解を招くような誤った情報が溢れています。海外FXと国内FXを比較すると、さまざまな疑問や勘違いが生じてしまうかもしれません。
以下では、その代表的な勘違いを4つご紹介します。
- 海外FX業者が金融庁に登録されていないからといって危険ではない
- 海外FXはハイレバレッジであるからといって危険ではない
- 英語が得意でなくても海外FXは利用できる
- 日本人が海外FXをしても違法にはならない