海外FXでは多くの通貨ペアでトレードができます。通貨ペアが多くあれば色々な通貨ペアでトレードができます。ただ、海外FXを始めたばかりの方にとっては、どの通貨ペアを選べば良いのか迷うはずです。
海外FXは、高額なトレードができる反面、リスクもありますから慎重に通貨ペアも選びたいところです😅
この記事では基本的な事ですが「通貨ペア」について、私なりに徹底的に調べた内容をまとめてみようと思います。
通貨ペアというと、各国の通貨の組み合わせと単純に考えがちですが、いざ調べてみると意外と知らない事が多くありました。ぜひ、皆さんにも参考にしてもらえればと思います。
海外FXの通貨ペアの仕組みについて
まず、基本的な事ですが通貨ペアとは、どのようなものかについて話しておきます。
通貨ペアとは、取引を行う2ヵ国の通貨の組み合わせのことです。FXは、外国為替証拠金取引とも呼ばれ、これは2つの異なる国の通貨を売買し、利益・損失が生じる取引になります。
米ドル(USD)だけを買う、ユーロ(EUR)だけを売るなどの単一通貨だけの取引はできません。「米ドル/円を買う」「ユーロを売る/米ドル」といったように、通貨がペアになることで、はじめて取引が成立します。
たとえば、50万円を預け20倍で買い注文を出すと、1,000万円相当でドルの買い付けを行います。仮に、為替相場が1ドル=100円のときに買い付け、円安になり1ドル=110円で円を買い戻して取引を終了すると100万円の利益が出ます。
しかし、逆に1ドル=90円と円高になると、100万円の損失が出ることになり、リスク管理も大切になるということも覚えておかなくてはいけません。
ちなみに、「米ドル/円を買う」という表現は、米ドルを買って円を売るという意味であり、反対の「米ドル/円を売る」とは米ドルを売って円を買うという意味です。
この記事の本題である通貨ペアの選び方をお伝えする前に、通貨ペアにまつわる用語について簡単に説明します。
海外FXの取引通貨ペアの基軸通貨と決済通貨
FX口座を開設すると、取引画面では「USD/JPY」(米ドル/円)や「EUR/USD」(ユーロ/米ドル)など色々な通貨ペアが表示されています。
左側に記載されている通貨を「基軸通貨」といい、国際通貨の中でも中心的な地位を占める通貨になります。右側に記載されている通貨を「決済通貨」と呼びます。例えば米ドル/円(USD / JPY)だと、「米ドル(USD)」が基軸通貨となります。
通貨の強弱は、米ドルが強く、日本円が弱いといえます。 反対に米ドル円相場が下降しているときは、米ドルが弱く、日本円が強いのです。 これが、通貨の強弱についての基本的な考え方となります。
チャートに表示されるレートは通常決済通貨となるので、日本円ということです。
FXの通貨の取引量:メジャー通貨とマイナー通貨の違い
では、次にFXの市場において各国の通貨の取引量はどれくらいの割合なのかということも気になるところです。当たり前の話ですが、取取引量が多い通貨ほど、皆んさんも聞いたことがある馴染みのある通貨であるという事です。
BIS(国際決済銀行)は、3年ごとに為替市場における通貨別取引高をまとめています。上記の画像は2016年4月の月間1日あたりの取引高が最新データのものです。
グラフの内容からも分かるように、上位3通貨が圧倒的なシェアを持ち、米ドル43.8%、ユーロ15.6%、日本円10.8%が全体の7割を占めているのが大きな注目点です。
以下、英ポンド6.4%、豪ドル3.5%、スイスフラン2.6%、カナダドル2.4%と続きます。実は世界第2位の経済大国である中国元は、その他15%の中に埋もれています。
メジャー通貨 | マイナー通貨 |
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メジャー通貨とは、米ドル・ユーロ・日本円など表の左に記載されている通貨であり、それ以外はマイナー通貨と呼ばれています。
主な違いは、メジャー通貨は取引量が多く流動性が高いのでスプレッドの幅が狭くなる傾向にあり、対してマイナー通貨は取引量が少なく流動性が低いのでスプレッドの幅が広くなる傾向があることです。
取引コストを抑えたいならばメジャー通貨で取引することをおすすめします。
また、メジャー通貨は皆さんもご存じかと思いますが、テレビのニュースなどで情報が手に入りやすいです。たとえば、米ドル/円などは常に為替レートがニュースで配信されていますし、今後どのように値動きするかも情報として手に入りやすいです。
実際に、この記事を書いている私の場合は、以下のように通貨ペアを選択しています。
このな感じで、米ドル、ユーロ、日本円、英ポンドの4種類の通貨しか選択していません。この4種類の通貨を組み合わせた6通貨ペアのみに限定してトレードを行っています。
通過ペアが少ないとトレードチャンスが少なくなるのではと思われる方もいるかもしれませんが、実際のところ6通貨ペアあれば十分かと思います。それ以上通貨ペアがあればかえってチャックがいい加減になりかませんしww
海外FXは証券会社によって扱う通貨ペア数は違う!
通貨ペアは、海外FXで業者によって取り扱いが異なります。
取り扱っている通貨ペアの種類はもちろん、数も異なるため、自身の取引スタイルを加味してFXで業者を選択することが大切です。
FX業者を選ぶ際は、どんな通貨ペアを扱っているのか確認するようにしましょう。
通貨ペアにはそれぞれ特徴があるので、取引スタイルによって通貨ペアを選択する必要があります。
FX取引のスタイルは、「為替差益」と「スワップポイント」の2種類が主流です。
為替差益を狙うなら、狭いスプレッドで流動性が高い通貨ペアで取引するのがおすすめです。
例として、USD/JPY(米ドル/日本円)・EUR/JPY(ユーロ/日本円)・ EUR/USD(ユーロ/米ドル)などの通貨ペアは、為替差益が狙いやすいとされています。
対して、スワップポイントで利益を出すなら、高スワップ通貨を選ぶ選ぶといいでしょう。
AUD/JPY(豪ドル/日本円)・NZD/JPY(ニュージーランドドル/日本円)などは、スワップポイントで稼ぎやすい通貨ペアとなります。
このブログでおすすめしているFX取引業者3社の通貨ペアは以下の通りです。どの取引業者が自分のトレードスタイルに合うか参考にしてみると良いでしょう(#^^#)
通貨ペアが多い海外FX業者 3選【迷ったらココ】 | |
EXNESS |
243通貨ペアの取引が可能 ボーナスがない分の平均スプレッドが狭い 最大21億倍の無制限レバレッジ・ロスカット水準0% |
FXGT |
151通貨ペアの取引が可能 資金が少ない方やボーナス重視の方におすすめ |
AXIORY |
61通貨ペアの取引が可能 運営歴の長さも申し分なく、安全な海外FX業者を選びたい方におすすめ |
通貨ペア数が多い海外FX業者を使うメリット
海外FXで証券会社を選ぶ際は、通貨ペア数が多いところを選ぶ方が良いと言われています。なぜ、通貨ペア数が多い証券会社を選んだ方が良いのかというと、以下のようにメリットがあるからです。
- 一度の口座開設で幅広い取引が可能になる
- 通貨ペアの相関関係などの知識が身につく
- 両建てでスワップポイントを狙える
具体的な特徴をそれぞれ解説していきます。
①一度の口座開設で幅広い取引が可能になる
1つ目のメリットは一度の口座開設で幅広い取引が可能になるという点です。
海外FXの証券会社は口座タイプによってトレードできる通貨ペア数が異なります。その為、利用している証券会社にトレードしたい通貨ペアがない場合は別の口座を開設する必要があります。
また、経済状況や相場によってトレードリスクが高くなる通貨ペアは都度異なるなってきます。トレードする通貨ペアを複数持っておくことも大切になります。
通貨ペア数が多い業者を利用することで安定した通貨ペアの取引に切り替えるなどリスクヘッジができるため、トレードの選択肢が広がるというメリットがあります。
②通貨ペアの相関関係などの知識が身につく
2つ目のメリットは、さまざまな通貨ペアで取引することによって相関関係などの知識が身につくという点です。
海外FXのトレードでは通貨ペアの相関関係を理解することは利益をあげるために必要な知識になります。通貨ペアの相関関係を理解することでリスクヘッジにつながることがあります。
例えば、代表的な通貨ペアとしてドル円やユーロドルが挙げられます。他にも、ある通貨ペアと別の通貨ペアが同じ方向、または逆の方向に動く相関関係にある通貨ペアが複数存在します。
そのため、多くの通貨ペアで取引を繰り返すことにより相関関係の知識がついていくため、相反した無駄な取引やリスクヘッジを狙った取引もできるようになるはずです。
③両建てでスワップポイントを狙える
3つ目のメリットは両建てでスワップポイントを狙えるという点です。取扱通貨ペア数が多い海外FXの証券会社は、マイナー通貨の取り扱い数も増えます。マイナー通貨は値動きが激しく不安定なためスキャルピングには不向きです。
長期運用のスワップ狙いで取引するトレーダーにとっては、マイナー通貨を多く取り扱う証券会社は狙い目です。両建て取引が可能な業者であれば、長期運用に有利な通貨ペアの選択肢が増える点はメリットといえるでしょう。
ただし、大前提として海外FX業者によって両建て取引を禁止している場合があるため、違反行為にならないよう注意が必要です。